>>366 >勝つ為には、昔も今も機を見て手段を選ばないのが良い軍人だ。
開いた口がふさがらない。
(私個人の考え、と断って書くが)良い軍隊とは、与えられた装備を一度も使うことなく古くなったら廃棄する組織だ。
そして国家が戦争を決意した時、国家の目的を明確に理解し、その目的を果たす為に法令によって定められた権限の中で適切な装備を整え、効果的・効率的な作戦を策定し、それを実施するのが良い軍人であり、良い軍隊だと考えている。
軍隊とは手足であって、頭は主権者であり、その総意によって存在を法令によって規定された国家だ。
手段を選ぶのは国家であって軍隊ではない。
軍隊が自ら手段を選択するような国家は、滅ぶ。
私は戦争とは、決意した限りは勝つべきであるし、勝つための方策を講じるべきだと考えているが、それを軍隊に委ねたりはしない。
どうするのかを考え、決断するのは主権者であり、国家であると考えている。
だが、君は手足が頭のように振舞うのが"良い"と考えているようだ。
そもそも君の考える勝利とは何だ?
誰にとっての勝利だ?
軍隊にとっての勝利か?個々の戦闘における限定的勝利か?
戦争における勝利とは国家(共同体)の目的を果たすことで得られる"事象"だ。
勝つ為に手段を選ぶことを軍隊がやり始めている時点で、敗北は決定されている。
それを最大限に防止する為に存在するのが"法"だ。
>全く、法による戦争のコントロールなどお笑い種もいい所だ
法の無い戦争は存在しない。それは単なる殺し合いだ。
紀元前の蛮族ですら慣習としての戦時の法は持っていた。
それを破れば大抵は私刑か馬車引きの刑、まあ大半は罪人として殺された。
蛮族すら従った"法"は君にとっては、信頼も出来ず、無力で、無意味な存在のようだ。
だが、君が笑う"法"とやらは、戦争において人類とその文明が唯一頼らざる得ない存在なのだよ。
そして、その"法"とやらが無ければ銃弾一発、空母一隻すら手に入らず、戦争すら出来ないのが文明社会というわけだ。
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